TNB HYDRAULIC BREAKER

TNB 油圧ブレーカ

TOKUの主力製品の1つである油圧ブレーカは、油圧ショベルの先端に搭載し、道路工事、基礎工事から採石場やトンネル工事、ビル解体作業などのあらゆる建設・土木現場において、岩盤・コンクリート破砕、岩盤掘削、岩盤・転石の小割などの作業に使用されます。

Hydraulic Breaker Image

HYDRAULIC BREAKER

油圧ブレーカ 製品紹介ビデオ

超低騒音油圧ブレーカ
TNB-US 現場使用ビデオ

超低騒音油圧ブレーカ
TNB-US 製品説明ビデオ

TNB油圧ブレーカ ダストチゼル
製品説明ビデオ

オートグリースシステム付油圧ブレーカ
説明ビデオ

トンネル仕様油圧ブレーカ

・TNB油圧ブレーカ本来の高耐久シールと専用特殊仕様により、トンネル内のブレーカ作業で発生する粉塵、破砕片、泥水などのブレーカへの侵入を防止し、油圧ブレーカと油圧ショベルを保護します。

・TNB油圧ブレーカトンネル仕様機の機能・特長

1. クラス最高レベルの打撃力で高い作業効率を実現します。

2. 特殊チゼルブッシュ・チゼルブッシュシールを採用し、ダストの打撃室への侵入を防止します。

3. ダブルダストシールをシリンダ部に設け、ダストのシリンダー内への侵入を防ぎ、作動油を汚染から守ります。

4. 特殊のツバ付チゼルにより、ダスト・破砕片からチゼルブッシュをプロテクトします。

5.トンネル内作業の上向き姿勢を想定した専用ブラケットにより作業性が向上します。

6.メンテナンス性を重視し、オープンタイプのブラケットを採用しました。

油圧ブレーカトンネル仕様現場写真 トンネル仕様
油圧ブレーカ
フライヤー

備考)
標準仕様の油圧ブレーカをトンネル内の作業に使用しないでください。
詳しくは弊社までお問い合わせください。

水中仕様TNB油圧ブレーカ

・油圧ブレーカの水中仕様とは、

油圧ブレーカの打撃室内にエアコンプレッサーからの圧縮空気を供給し、打撃室への水の侵入を防ぐことで水中での破砕作業を可能にします。

備考)
油圧ブレーカ標準機は水中ではご使用できませんのでご注意ください。
水中でのご使用は水中仕様キットが別途必要となります。
対応するクラス・型式など詳しくは弊社までお問い合わせください。

オートグリース付油圧ブレーカ

NEW

・オートグリースシステムとは?

油圧ショベルから油圧ブレーカに送られる高圧油を利用して、油圧ブレーカの稼働中、 油圧ブレーカの潤滑部分に常に一定量のグリースを自動供給するシステムです。

・オートグリースシステムにより

油圧ブレーカ本体で最大の摩耗部品となるチゼルブッシュの摩耗を最小限に抑えて部品寿命を延ばすことで、油圧ブレーカのランニングコスト低減化をサポートします。

オートグリースシステム付油圧ブレーカ写真

オートグリースシステム付油圧ブレーカ
説明ビデオ

備考)
現在ご使用されているTOKU油圧ブレーカへ本機を装着される場合、また
詳しくは弊社までお問い合わせください。

油圧ブレーカの正しい使用方法

- 主な使用方法のご案内 -

・油圧ブレーカを正しくご使用いただくことで、油圧ブレーカの作業効率が上がり、製品寿命も延び、ランニングコストの低減化にもつながります。

油圧ブレーカ写真

グリースアップについて

油圧ブレーカ正しい使用イラスト1

・グリースアップは2時間おきに必要です。

・給脂方法:油圧ブレーカを直立に立て、油圧ブレーカを押さえ、チゼルをチゼルホルダーに最後まで押し込んで給脂してください。

・各油圧ブレーカのグリースの給脂量は取扱説明書をご参照ください。

ボルト・ナット・ホースの緩み点検

油圧ブレーカ正しい使用イラスト1

・ブレーカ作業の前にボルト・ナット・ホースの緩みを点検し、緩みがあれば締め付けトルク表に従って増し締めを行ってください。

・締め付けトルク表は取扱説明書を参照してください。

油圧ブレーカは必ずブレーカモードでご使用ください。

油圧ブレーカ正しい使用イラスト1

・油圧ショベルにB(ブレーカ)モードが付いている場合は、モード切り換えをB モードに変更してください。

・油圧ショベルをA(アタッチメント)モード(またはクラッシャ配管)の設定で油圧ブレーカが使用されると、油圧ブレーカに過大油量が供給されることがあり、油圧ブレーカの故障原因となります。

チゼルの角度は90度で打撃

油圧ブレーカ正しい使用イラスト1

・チゼルを打撃面に垂直に押し付けて打撃してください。

・斜めに当てると、打撃中すべってチゼルとブッシュ類の焼き付きや、チゼルを折損させる原因となります。

油圧ブレーカ標準機は水中ではご使用できません

油圧ブレーカ正しい使用イラスト1

・チゼル以外の部分を水中に入れて作業しないでください。油圧ブレーカや油圧ショベルの故障原因となります。

・水中での作業については、水中仕様のページをご覧ください。

チゼルの先端をこじらない

油圧ブレーカ正しい使用イラスト1

・チゼルが貫入した状態のとき、チゼルをこじらないでください。

・チゼルやサイドボルトの折損およびブラケット、ブッシュ類の摩耗の原因となります。

油圧ブレーカで掃き作業をしない

油圧ブレーカ正しい使用イラスト1

・油圧ブレーカの側面あるいはチゼル先端で破砕物を移動させないでください。

・油圧ブレーカのブラケット、ボルト・ナットおよび油圧ショベルのブーム・アーム・旋回部などが損傷する原因となります。

30秒以上同じ箇所を打撃しない

油圧ブレーカ正しい使用イラスト1

・同じ箇所を長時間打撃すると、チゼルの異常摩耗の原因となります。

ブレーカでものを吊らない

油圧ブレーカ正しい使用イラスト1

・油圧ブレーカで物を吊らないでください。作業上非常に危険です。

・また油圧ブレーカが損傷する原因となります。

ストロークエンドでの破砕作業は禁止

油圧ブレーカ正しい使用イラスト1

・油圧ショベルのシリンダのストロークエンドまで作動させないで、約5cm 余裕を持たせて使用してください。

・油圧シリンダのストロークエンドで使用すると、打撃振動などにより油圧シリンダの損傷原因となります。

備考)
上記の使用方法は主なものを抜粋したものです。油圧ブレーカの使用方法に関しまして、詳しくは 取扱説明書をご覧いただくか、 弊社までお問い合わせください。

油圧ブレーカ用チゼルのご案内

油圧ブレーカの使用用途に応じて適切なチゼルをご使用ください。

・ポイント(P)チゼル

ポイントチゼルイラスト

最も一般的なチゼルで、先端が尖っているため打撃物に貫入しやすく、くさびの効果も加わって対象物を破砕します。

主な用途:コンクリート破砕 ・岩盤破砕 ・硬土床破砕 ・道路工事

・フラット(F)チゼル

フラットチゼルイラスト

先端形状をくさび型にし、より高いくさびの効果で打撃物を破砕します。比較的軟質な岩盤(堆積岩、変成岩など)やアスファルト・コンクリートの破砕作業に適します。

主な用途:みぞ堀り ・法面破砕 ・湯口などの切断 ・トンネル工事

・エンド(E)チゼル

エンドチゼルイラスト

先端が真っ平でチゼルが破砕物から滑りにくく、対象物が細かく割れます。比較的硬質なものに使用されます。

主な用途:砕石の2次破砕 ・ノロなどのはく離 ・トンネル工事 ・杭打ち工事

・芯入りチゼル

芯入りチゼルイラスト

チゼルの芯部に特殊合金鋼を圧入し、先端の硬度を高めたチゼルで、常に先端が尖った状態を保てます。ポイントチゼルよりも先端の摩耗量が少なく、高作業性、長寿命のチゼルです。

主な用途:岩盤破砕 ・硬度床破砕 ・コンクリート破砕 ・道路工事

・ダストチゼル

ダストチゼルイラスト

チゼル先端に溝を設けることで被破砕物の吐出が容易で、先端が丸みを帯びにくく貫入性を保てます。また溝により焼入れ面積が拡大し、耐摩耗性にも優れ、作業効率と耐久性が大幅にアップするオリジナルチゼルです。

主な用途:コンクリート破砕 ・岩盤破砕 ・硬度床破砕 ・道路工事

油圧ブレーカチゼルイメージ写真

備考)
詳しくは弊社までお問い合わせください。

油圧ブレーカの運転資格について

油圧ブレーカチゼルイメージ写真
  • ・機体質量3トン以上の油圧ブレーカの運転には、指定教習機関の行う「車両系建設機械(解体用)運転技能講習」、「車両系建設機械(整地・運搬・積込み及び掘削用)運転技能講習」両方の運転資格が必要です。
  • ・機体質量3トン未満の油圧ブレーカの運転は、小型車両系建設機械(解体用)、小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の運転特別教育修了者に限られます。それ以外の方は運転・作業を行ってはいけません。
  • ・資格取得 - 上記、「車両系建設機械(解体用)運転技能講習」、「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習」の資格取得についてのお問い合わせは、当社もしくはお持ちの油圧ショベルの販売店にご相談ください。
  • ・平成25年(2013年)7月施行の「労働安全衛生規則」の改正について(一部のご紹介)
    - 解体用機械の対象について -
    車両系建設機械の解体用機械の対象として、従来の油圧ブレーカに加えて「鉄骨切断機、コンクリート圧砕機、解体用つかみ機)」が追加されています。
    それまで鉄骨切断機等は車両系建設機械には該当せず、安衛法令は適用されませんでしたが、変更されましたのでご注意ください。
    その他に「アタッチメントの重量の表示」、「アタッチメントの倒壊等による危険の防止」、「アタッチメントの装着の制限」などについて改正されています。
    詳しくは厚生労働省のホームページをご参照ください。